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The Verve 「Forth」
- 2009/01/13(火) 20:17:48
![]() | Forth (2008/08/26) The Verve 商品詳細を見る |
「1999年に解散し、昨年奇跡の復活を果たしたUKの伝説的バンド、ヴァーヴの11年振りとなるニュー・アルバムが遂にリリース決定!」 (HMV)
思っていたほど悪くないけどなぁ・・、というのが正直な感想です。伝説と言われたバンドの再結成なんて大抵ロクなもんじゃないんですが、残念ながらヴァーヴも、といったところ。いや、そこまで悪くもないんですけど、やはり孤高の傑作「アーバン・ヒムス」のハードルが高すぎ。
音楽的にはリチャードのソロ作の延長線上にある感じです。つまりオーバープロデュース気味で豪勢、かつヘルシーな音です。ソロ作がヴァーヴ時代と比較して迫力が無いのと同様、全然キレがありません。ここには、かつて「マッド・リチャード」と言われたような狂気が、絶壁のギリギリに立ち尽くすことでしか見ることのできないような、気狂いと紙一重な神々しいまでの美しさが宿っていません。それこそがヴァーヴを唯一絶対的たらしめていた点だと思うのですが。
(余談ですが、ロッキング・オンの宮嵜広司はリチャードのソロ第1作発表当時のレビューで、「アーバン・ヒムス」より遥かに凄い!、なんて書いてました。今もそう思ってるんでしょうか。いい加減なもんです。)
確かに#7「ノイズ・エピック」の後半部分、ビートが決壊するかのごとく雪崩打つ展開はなかなか良いんですが、あの頃輝きを放っていた曲群と比べると、どうしても物足りなさを感じてしまいます。今聞いても「ローリング・ピープル」とか「ラッキー・マン」とか「ディス・タイム」とかめちゃくちゃカッコイイんですからね・・・
当時、ブリット・ポップの喧騒からは隔絶されたところから鳴らした「ビタースウィート・シンフォニー」一発で天下取れそうな勢いでしたが、その寸前で喧嘩して解散してしまった彼ら。再結成でもう一度天下取ったる!とは思っていないのでしょうが、チャートアクション的には初登場全英1位と素晴らしい出だし。しかし年末の音楽誌クリティック・ポールでは「NME」で26位、「Q」で47位と微妙な感じ。(ロッキング・オンでは16位。優しいねぇ)
次回作ではやってくれるのでしょうか。今後も喧嘩しないで末永くやってもらいたいもんです。
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